ライフドクター長谷川嘉哉の転ばぬ先の知恵(旧:介護事業の知的創造コンサルティング)

ビジネス、勉強、マネープラン、介護、ライフワークバランス……
認知症専門医であり、経営者でもある長谷川嘉哉が人生を10倍豊かにする知恵をお届けします。
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インタビュアー/ポッドキャストプロデューサー:早川洋平(キクタス) 制作協力/和金HAJIME

第76回「祝!卒プレ優秀賞」

2014年12月 2日 22:12

ビジネス系講座の卒業プレゼンで優秀賞となった長谷川。チャンスは準備出来ているものに訪れます。


■矢野香さんのプロのテクニックに感動!
―今回はどんなお話をしていただけるのでしょうか?

今回は「祝! 卒業プレゼン優秀賞」というお話です。平成26年3月から半年間、月に一度ビジネス系の講座に参加していました。8月に卒業、9月には卒業生によるプレゼン発表会があったのですが、なんと、発表会の持ち時間は3分間。それを聞いた時の緊張感は尋常ではありませんでした。私は90分程度の講演は、年間50回ほど行っています。そのため、まったく緊張はしません。しかし、3分は違います。

ウィルソン第28代アメリカ大統領の言葉をご紹介します。「もし私が10分のスピーチをするなら1週間の準備が必要だ。15分なら3日、30分なら2日、しかし1時間のスピーチならもう準備が出来ている」。要するに時間が長ければ長いほど簡単だということです。一国の大統領が10分のスピーチの準備に1週間もかかるというレベルです。僕は3分のプレゼンの準備にどれだけかかるのでしょう? 原稿を何度も作り直して、まさに「石橋を叩いて、叩いて、叩き割って、さらに作り直す心境」でした。

なんとか原稿が完成した後は、私のもう一つの"脳"といえるICレコーダーが大活躍です。録音しておいたプレゼン内容を耳からインプット、その後、口からアウトプットです。インプットとアウトプットのバランスをとることで、情報が脳に定着していきます。この作業を、通勤での車中1時間は繰り返しました。

本番直前は、家族やスタッフにも無理やり聞いてもらいました。特に訪問診療中の看護婦さんは迷惑であったと思います。しかし、結果は......。なんと優秀賞の第2位をいただきました。

ちなみに卒業プレゼンで最優秀賞に輝いたのは、とても魅力的な女性であるSOさんです。SOさんと私には、共通点があります。2月14日生まれの水瓶座と誕生日が一緒です。さらに血液型もB型同士。つまり、今回の卒業プレゼンは、B型2月14日生まれのワンツーフィニッシュだったのです。

参加したN君が、「2人の共通点として、誕生日と血液型以外に、抜群の発想力と独自の世界観。理路整然とした中にある親しみやすさ。少し変わっているところでしょうか(笑)。でも、変わっているからいい。だからこそ言える事がある。嫌われる勇気があります」と評してくれました。

私は「変わっている」は褒め言葉だと信じているので、この評価はとても嬉しくなりました。ただし、変わっている自分が言うのもの何ですが、SOさんは謎です。話をしていても、自分の常識が崩れ去ってしまうほどのスケールです。正直、自分の論理的思考は吹き飛んでしまいます。

謎といえば、特別賞をとった、FYさんも負けてはいません。若い女性なのですが、「私のことを好きって言いなさい」と男性を脅迫してプロポーズさせてしまったのです。まさにヤクザと女の関係です。殴られたかと思えば、急に優しくされる。そのうちに感情を司る扁桃核が麻痺してくるのです。

この謎の二人の女性とお付き合いしていると、徐々に快感を覚えてくるから不思議です。自分の "扁桃核"も大混乱しているようです。ちなみに、私と謎の二人の女性に、トンネル親父ことTFさんと、制服マーケティングコンサルタントのN君でフェイスブックのグループを立ち上げました。それぞれのコメントが面白すぎて睡眠不足になりそうです。優秀賞を取れたのも嬉しかったのですが、こんなに素敵な仲間と出会えたのも良かったなと思っています。

―3分間スピーチでは、話し方の指導をお受けになったのですよね

私は1年以上前から、個人的に矢野香さんのスピーチコンサルを受けています。矢野さんは、スピーチコンサルタントとして信頼を勝ち取る「正統派スピーチ」指導の第一人者。NHKでのキャスター歴17年です。おもにニュース報道番組を担当し、番組視聴率20%超えを記録した実績を持っています。

今回の卒業プレゼンでも厳しい指導を受けました。最初に自分が原稿通り読みます。鋭い指摘が入ります。もちろん話し方だけでなく、内容も追加・修正されます。そのうち、チェックを受けた原稿は、まるで楽譜のようになりました。「ここで上げて、ここで間をとって」という感じです。2時間の指導を受け、自分でも見違えるほどの出来栄えになりました。優秀賞の半分以上は矢野さんのおかげです。

矢野さんからの指導の効果は、講演やスピーチだけではありません。外来での、患者さんの話の聞き方、視線の送り方、表情の作り方にまで及びます。その効果は、当院のスタッフも気がつくほどです。診察は"時間をかけて、笑っていればよい"と勘違いされているドクターも多いのですが、時間をかけなくてもちょっとした表情や話し方、聞き方で「この人はすごく私の話を聞いてくれた」と満足させる技術があるのです。

さらに平成26年4月からは、ポッドキャストに加え、YouTubeも始めました。これも矢野さんの全面的なプロデュースです。矢野さんはカメラの後ろに立たれます。矢野さんの指揮に合わせるように話をすると、うまく喋れてしまうから不思議です。最近はちょっと慣れてきたので、矢野さんも「いつでもTV出演OKですね」と笑っていました。すると、平成26年10月21日放送の"なんでも鑑定団"と、平成27年1月3日放送のBSジャパン"教えてドクター"で木佐彩子さんとの対談が決まってしまいました。やはり、"チャンスは準備できているものに訪れる"ということのようです。

矢野香さんのプロのテクニックに感動するとともに、心より感謝しています。(了)