次回から新たな装いでお送りする当番組。リニューアル内容をお話します。
■みなさんのライフドクターを目指します!
―当番組はとうとう第128回を迎えました
『介護事業の知的創造コンサルティング』をいつも聞いてくださっているみなさん、ありがとうございます。当番組は放送3年目に突入し、現在月20万件近くダウンロードしていただいています。
私は有名人ではないうえに、介護事業というニッチな分野を扱っているにも関わらず驚異的な数字だと思います。心から感謝申し上げます。
とはいえ最近は介護事業の範囲に収まらない内容も多くなっています。以前から「この番組の対象が介護事業者に限られるのはもったいない!」という温かい声もいただいていました。
そこで番組のタイトルを『ライフドクター長谷川嘉哉が語る、転ばぬ先の知恵』にリニューアルしたいと思います。
決して派手なタイトルではありませんが、当番組をプロデュースする「キクタス」のみなさんと一生懸命考えました。この変更によって他業種の方の試聴がさらに増えることを期待しています。
なお、タイトルは変更されますが試聴の際に新たな手続きや操作は必要ありません。今まで通りおつきあいください。
―タイトルに使用されている言葉一つひとつにも意味が込められているとか
まずは冒頭の「ライフドクター」について。これは「Life(人生)」と「Doctor(医師)」という単純な言葉の組み合わせですが、みなさんの人生=ライフにいっそう関わっていける医師でありたいという思いが込められています。
私はよく経営者の立場からお話ししますが、根本は医師です。そしてこの二つの立場にあることが私の最大の「売り」であり、それが番組の特色になると考えました。
―長谷川先生と他の経営者の違いはどんなところでしょうか?
私は経営者でありながら「いずれ人は死ぬ」という医師としての冷静な視点があり、「ただお金を稼ぐだけでいいのか?」「売り上げがすべてなのか?」といつも自問自答しています。
また人間に寿命があるように、私は企業にも寿命があると思っています。さらに経営者の健康も重要な経営戦略の一つと考え、ことのほか厳しく取り組んでいます。
そして医療や介護に携わっていても着実に利益を出すことが大事だと考えています。利益は事業を継続するために必要不可欠。いわば人体における血液のようなものだからです。
■視野を広げることが業界全体のためになる
―長谷川先生は他業種との交流も重視されていますね
弁護士、会計士、税理士、司法書士、労務士などの士業と医師が協力することでより多くの利用者さんを幸せにできると考えています。私が多くの方に遺言作成を勧めているのもそのためです。
最近ではデザイナーやアロマテラピーに携わる方と一緒に仕事をしました。まだまだ他業種との交流が苦手な医師が多いので、そんな状況に一石を投じたいと思っています。
そしてタイトル後半の「転ばぬ先の知恵」は、私のブログのタイトルでもあることわざ「転ばぬ先の杖」をもじったものです。ちなみにブログは毎週月・水・金曜日に更新しています。たとえその日が休日であろうと変わりません。
現時点で185週目に突入し、ブログの更新回数は500回超。今後はポッドキャストとの連動も考えています。
―これからも私たちの人生に役立つ情報を教えてください
この国は資本主義。有益な情報を知っている人が得するようになっています。ところが今や情報過多、知識偏重に陥っている人も少なくありません。
そこで膨大な情報を整理し、単なる「知識」を「知恵」に変えてみなさんに提供する必要があると思っています。
医療・介護の分野に捉われず、他業種の方と一緒にみなさんの人生=ライフを見守る「ライフドクター」。それが私の仕事であり役割だと自負しています。
特に介護職の方はこの番組を通して他業種に目を向け、積極的に良い所を取り入れてほしいと思います。そしてこれまでと違った経営をすれば、介護サービスの利用者さんをより幸せにできるはず。それが業界全体の発展につながっていくのです。(了)