ライフドクター長谷川嘉哉の転ばぬ先の知恵(旧:介護事業の知的創造コンサルティング)

ビジネス、勉強、マネープラン、介護、ライフワークバランス……
認知症専門医であり、経営者でもある長谷川嘉哉が人生を10倍豊かにする知恵をお届けします。
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インタビュアー/ポッドキャストプロデューサー:早川洋平(キクタス) 制作協力/和金HAJIME

第106回「良い配偶者の見つけ方」

2012年12月18日 22:30

まず「結婚する!」という強い意志を持つことが大事です。


「縁」は自分でつかむもの
―今回はどんなお話をしていただけるのでしょうか?

経営者の人生設計上、良い配偶者を見つけることはとても重要です。そこで少し趣向を変えて「良い配偶者の見つけ方」というテーマでお話ししたいと思います。

まずは結婚についてよく考え、準備しておくこと。決して一時の感情に任せてはいけません。なぜならその結果離婚するようなことになれば、精神的苦痛や経済的損失などによる経営への悪影響が避けられないからです。

しかしそれ以前に「晩婚化」と「生涯未婚率の上昇」が問題です。あるデータによると30~34歳の未婚男性は48.8パーセント、女性が35.7パーセントと急激に増加しています。

さらに2005年の生涯未婚率は男性が15.4パーセント、女性が6.8パーセントと高く、2030年は男性が3割、女性は2割を超えると予想されています。

―数字を目の当たりにすると、ますます結婚が難しく思えてきますね

統計を見てあきらめるのではなく、「自分は絶対に結婚する」という強い意志を持ってほしいと思います。結婚は「縁があれば......」などと考えているうちはなかなか実現しません。「のどが渇いて水を欲するがごとく、配偶者を欲する」必要があるのです(笑)

「絶対に結婚する」という意志のもとにアンテナを立てると、いろいろな出会いや情報を受信するようになります。もちろん積極的に合コンに参加したり、同窓会やクラス会に出席したりすることもおすすめです。

何よりも「誘われたら断らない」がコツ。これは私が認知症予防の心構えとして、講演でたびたびお話ししていることと同じです。


―結婚にあまりいいイメージを持っていない人も多いのでは?

確かに既婚者から「結婚は人生の墓場」などと聞くと、若い人はためらってしまうかもしれません。しかし私は「結婚は素晴らしい。家庭も楽しいですよ。若いうちは独身で楽しもうなどと言わずに、1歳でも若く結婚しましょう!」と断言することができます。

また結婚したいという気持ちはあるものの、どんな相手がいいかわからない人へアドバイスがあります。それは「結婚するなら、食べることが好きで一緒に食事をしていて楽しい人を選びなさい」です。

実を言うと、これは私の母の言葉です。私も若いときは意味が理解できずにいましたが、今は自分の結婚生活がうまくいっている一因はこの教えにあると思っています。

一般的に食べることが好きな人は、体が丈夫でものごとに積極的な傾向があります。さらに料理も好きな場合が多いので、美味しいものを食べさせてもらえる可能性が高いというわけです。反対に食べることに関心がない人は、元気がなく運気も下がるような気がします。

―確かに食事は結婚生活において重要な要素ですね

たいていの人は起床→朝食→出勤→帰宅→夕食→入浴→睡眠という生活です。つまり結婚生活の大部分は一緒に食事をしているということ。食事のたびに不快に思う相手では、ともに暮らしていくことは難しいでしょう。私の母がそこまで考えていたかはわかりませんが、的を射た言葉だと思います。

相手の価値観を受け入れる
―その他にも大事なことはありますか?

堅実な金銭感覚を持っていることは重要です。とはいえ単純に「質素な人」がいいというわけではありません。私はむしろ若いときからある程度満たされていた人のほうが堅実なのではないかと思います。

経営者は事業の成功とともに自由になるお金が増えますが、そのとき急に物欲が爆発したり派手になったりするのは、ずっと我慢を重ねてきた人に多いようです。その点昔からある程度金銭的に満たされてきた人は、どこか余裕があります。この視点は参考になるのではないでしょうか。

―「自分と価値観が同じ」ことを結婚の条件に挙げる人も多いようですが

これについても私は少し違った意見を持っています。例えば金遣いの荒い女性を敬遠する男性は多いですが、「そんな女性でも不自由させないぐらい稼いでみせるぞ」と発奮してもいいはずです。自分が質素だから相手も同じ、ではなくワンランク上を目指すぐらいの気概がほしいですね。

また男性の中には自分が育ってきた環境や食事にこだわる人がいますが、結婚生活においては相手の価値観を受け入れることが大切です。

私も妻の実家の食事には驚くことがありましたが、もともと食いしん坊であるせいか今はすっかりなじんでいます(笑)「他人の価値観を認めない」という考え方は、認知症の危険因子。常に新しいものを受け入れ、楽しむ気持ちが認知症の予防になるのです。

最後に、結婚する際の「男の三つの覚悟」を知っていますか? 

①奥さんを生涯幸せにする覚悟
②子どもが生まれたら子どもを幸せにする覚悟
③女の子が生まれたら、どこの馬の骨かわからない男に嫁にやる覚悟

私は3番目の覚悟を知ってから、妻の父がとてもいとおしくなりました。3人の娘を持つ身としてもいろいろと考えさせられます。結婚を考えている方は、ぜひ今回お話ししたことを実践してみてください。(了)