ライフドクター長谷川嘉哉の転ばぬ先の知恵(旧:介護事業の知的創造コンサルティング)

ビジネス、勉強、マネープラン、介護、ライフワークバランス……
認知症専門医であり、経営者でもある長谷川嘉哉が人生を10倍豊かにする知恵をお届けします。
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インタビュアー/ポッドキャストプロデューサー:早川洋平(キクタス) 制作協力/和金HAJIME

第96回「プロの力1【スタイリスト】」

2012年10月 9日 22:30

自分自身の第一印象を良くする意味も踏まえて、パーソナルスタイリストはオススメです。


スタイリストを味方につけよう
―今回はどんなお話をしていただけるのでしょうか?

「プロの力を借りる」というテーマでこれから3回ほどお話ししたいと思います。人にはもともと得手・不得手があり、不得手な分野に自力で取り組んでも良い結果が得られないことがあります。そんなときは思い切って「その道のプロ」にお願いしてみては。そこで今回はスタイリストさんを紹介したいと思います。

―確かに洋服のコーディネートに悩まされることも少なくありませんね

私もおしゃれが苦手でした。学生時代はスポーツ刈りに銀ぶちメガネで親が買ってきた服を着ていましたし、今でも自分に似合う髪型や服がなんなのか全くわかりません。おしゃれな若者を見るにつけ、一体どこで情報を手に入れているのかと不思議に思っていました。

講演のときは自分で背広やネクタイを選んでいたものの、「本当にこれでいいのか?」と不安でした。そんなある日、本を読んでいると「パーソナルスタイリスト」という言葉が飛び込んできました。さっそくインターネットで「愛知県 パーソナルスタイリスト」と入力し、ヒットしたのが現在の私のスタイリストである友惠絢子(ともえじゅんこ)さんです。

―パーソナルスタイリストはどんなことをしてくれるのですか?

最初の面談では、自分の顔色に合う色を教えてもらいました。当時はよく黄色系のネクタイを締めていたのですが、「長谷川さんの顔色には合いません」とはっきり言われてしまいました(笑)どうしても黄色を使いたいときは自分の顔から遠いところで使うといいそうです。

行きつけの美容院も変えました。友惠さんの指示のもと美容師さんに髪形を整えてもらい、眉毛もカット。今では眉毛を自分でチェックするようになりました。

さらに年に3、4回ショッピングに同行してもらっています。あらかじめ友惠さんがお店を数件セレクトし、商品も選んでくれます。当日はひたすらお店を巡って試着・サイズ合わせです。最後に友惠さんと話し合って購入するものを決め、店に連絡してもらいます。自分では決して手に取らない物を選んでくれるのでとても助かります。

一流の経営者は服装に気を使う
―パーソナルスタイリストをつけてどんな効果がありましたか?

友惠さんからはフォーマルなものでも組み合わせ次第でカジュアルに着られることを教わりました。多少値段が高いものを買っても着回しがきくのでとても経済的です。ショッピングも2時間ほどで済むため時間が節約できます。

もちろん服だけでなく、ネクタイ、アスコットタイ、ポケットチーフ、靴、時計といった小物類も選んでもらえます。初めて会った人から「おしゃれですね!」と言われると、少々照れくさいのですがうれしいです。

前もって講演の対象者や内容を友恵さんに伝え、当日何を着ればいいかをメールでアドバイスしてもらうこともあります。最近では鳥越俊太郎さんとの講演の際にお願いしました。鳥越さんのカジュアルなスタイルに対し、私は医師らしく比較的かっちりした背広とネクタイ・チーフで臨みました。鳥越さんと好対照で、とてもバランスが取れていたと思います。

ちなみに経営者が対象の講演はリーダーシップを感じさせるネクタイの色やスタイル、一般の高齢者の方が対象のときは親しみやすさや柔らかみを出した格好を心がけています。

―改めてファッションの大切さがわかりますね

先日会社を二つ上場させた社長さんにお会いしたとき、「成功する経営者はたいてい見た目に気を使っているのに、医師は無頓着な人が多い。しかしあなたは合格だ」という言葉をいただきました。そのときは友惠さんに心から感謝したものです。

中小企業の経営者の中には「人間に見た目は関係ない」と言い切り、スタッフがおしゃれに気を配っていても関心を示さない人もいます。しかし成功する経営者は自分の身なりに気を配っているだけあって、スタッフの変化にもよく気が付きます。これは見栄えの問題だけでなく、その人の感性にも関わることです。こうした「気付き」が仕事にいい影響を与えるのではないでしょうか。

パナソニックの創始者松下幸之助は、スタイリストと十分吟味したうえであえて「目立たないスタイル」を貫いていたそうです。みなさんも自分の第一印象を良くしたいときは、思い切ってパーソナルスタイリストをつけてみてはいかがでしょうか。(了)