2012年2月アーカイブ

『美術手帖』2月号(2012年1月発売)で、『松井冬子論
ジェンダーとアートの新しい回路』を発表した斎藤氏。彼女の作品の独自性とは何か?"女性性"や"予兆"といったキーワードからお話ししていただきました。
斎藤環氏がアートに興味を持つきっかけとなったのは、1993年「パラレル・ヴィジョン」展(世田谷美術館)で見たヘンリ―・ダーガー(1892-1973)の作品でした。今やアウトサイダー・アートの旗手として取り上げられる彼の作品に、斎藤氏は何を見出したのでしょうか。後半は、同氏の考えるアートの定義についてうかがいます。

vol.6-4「松井作品の魅力」

2012年2月21日 20:01
『世界中の子と友達になれる』『生まれる』など、「松井冬子展 -世界中の子と友達になれる―」に出品作を例にとりながら、作品世界の魅力を掘り下げます。最後には3月に公開予定の映像や、今後の活動についてうかがいました。
油絵を学んでから日本画に転向したことに関して無駄になったことは何もないと松井氏は語ります。女性しか描かない理由、リアリティに対するこだわり。制作の核となることについて早川氏が追及していきます。
松井氏が現在の作風にたどり着くまで、さまざまな紆余曲折がありました。学生時代に挑戦した作品は、今の松井氏の印象とは少し違ったもののようです。後半は日本画の技法について詳しくお聞きしました。
現在もっとも注目を集める画家のひとりである松井冬子氏。独特の世界観を日本画の技法であらわすことで知られていますが、その幼少期はどんな少女だったのでしょうか?また大学時代は?